揃えておきたいアイテムから
使い方までレクチャー
初めてのメイクは、楽しい反面わからないことも多いもの。何を揃えればいいか、どう使えばいいのかわからないと悩んでいませんか?今回はメイク初心者さん向けに、最低限用意しておきたいアイテムと役割、使い方などを使用順序に沿ってご紹介します。自分らしいメイクを叶えるための一案として、ぜひ参考にしてみてください。
メイク初心者が最低限用意しておきたいアイテムは?
メイク初心者さんに用意してほしいアイテムは以下の通り。
・化粧下地
・ファンデーション
・フェイスパウダー
・アイブロウペンシル
・アイシャドウ
・アイライナー
・アイラッシュカーラー(ビューラー)
・マスカラ
・チーク
・リップ
原則はあるものの、メイクに対する考え方やルールは人それぞれ。あくまでもおすすめのアイテムなので、上記を参考にそろえてみてくださいね。上から順に、各アイテムの役割・選び方・使い方をレクチャーしていきます。
化粧下地の選び方と使い方
スキンケアが終わったら、メイクは化粧下地からスタート。肌をフラットに整えることで、次に使うファンデーションの持ち・つきをよくしてメイクくずれを防ぎます。
・選び方
ツヤを出せるパール入りタイプ、色ムラをカバーする色つきタイプなど、種類や特徴はたくさん。初心者さんは皮脂か乾燥、どちらが気になるかで決めてみてはいかがでしょうか。
テカリが気になる方やオイリー肌の方は、サラッと仕上がるくずれ防止に特化したタイプを。シリコーンやパウダーが入っていると、過剰な皮脂を吸着してくれます。
かさつきやすい肌には、美容液感覚で使える保湿成分入りの下地をチョイス。ファンデーションがきれいにのって、乾燥くずれを予防できます。
・使い方
1円玉よりもやや大きめの量を手の甲に出し、おでこ・両ほほ・鼻・あごの5点に置きます。内側から外側へ広げるようになじませ、最後にムラがないか確認しましょう。もし量が多すぎてムラになってしまったら、顔全体をやさしくティッシュオフしてみてください。
ファンデーションの選び方と使い方
肌の色ムラや凹凸をカバーして、均一な肌に仕上げるファンデーション。パウダー・リキッド・クリーム・スティック・クッションなど、いくつかの形状があります。
・選び方
初心者さんには、固形のパウダーファンデーションがおすすめ。パフもセットされていることが多い・手軽に使いやすい・ほとんどのブランドから発売されているなど、入門編に最適です。
色は、目星をつけた2~3色をフェイスラインにのせて選びましょう。顔にも首にもなじむ色を選ぶと、厚塗り感や不自然な印象を防ぎやすくなります。
・使い方
パフの上半分ほど取った量で、半顔を仕上げます。まず頬、次におでこになじませ、スポンジに残った分を目元や小鼻に。力を入れすぎないように、スポンジをやさしくすべらせましょう。再度スポンジの半分にファンデーションを取り、もう片方も同様に仕上げます。最後にフェイスラインを確認し、ムラやダマがないか確認したら完成!
フェイスパウダーの選び方と使い方
「おしろい」とも言われるフェイスパウダーの役割は、ファンデーションを肌に密着させてメイクくずれを防ぐこと。なお、パウダーファンデーションとフェイスパウダーは役割が異なります。パウダーファンデーションを使った後にも、別途フェイスパウダーを重ねましょう。
・選び方
形状は主にルース(粉)もしくはプレスト(固形)の2種類。ルースタイプの方がふんわりとした印象になり、プレストタイプの方がマットに仕上がりやすくなります。
パールや色の有無など選択肢が豊富ですが、初心者さんにはルーセント(透明)タイプもしくはほんのりベージュがかった、ノンパールタイプがおすすめです。
・使い方
ブラシを使うとツヤを演出しやすくなりますが、初心者さんはまず付属のパフでチャレンジ!
パフに粉を含ませたら、一度手の甲に押し付けて粉をなじませます。ファンデーションと同様、頬・おでこ・あごなどの広い部分から始めて、最後に細かい部分を仕上げましょう。パフで肌をやさしく押さえるように、軽いタッチでなじませるのがコツ。+αのテクニックとして、最後に何もついていないブラシで払うときれいに仕上がります。
アイブロウペンシルの選び方と使い方
あか抜け感を出すために欠かせない眉のメイク。とはいえやりすぎは禁物なので、適切な使い方をマスターしましょう。
・選び方
初心者さんには、繰り出しタイプのペンシルとスクリューブラシ一体型のアイブロウがおすすめ。ペンシルの芯が楕円形になっていると、太さの調節が簡単です。
髪よりもやや明るめの色を選ぶと、あか抜けた印象に。迷ったら、ナチュラルブラウン~ダークブラウンなどを選んでみてください。
・使い方
初心者さんは、自眉に少し足すくらいのイメージからチャレンジしてみましょう。はじめにスクリューブラシで眉をとかし、毛流れを整えます。ペンシルで眉山から眉尻に向かって描いたら、眉山から眉頭にかけてボリュームが足りない部分にのみ描き足しましょう。最後に、眉頭をスクリューブラシでしっかりぼかすと自然になります。
ペンシルで描きすぎると不自然になるので、控えめを意識しながら少しずつ補うのがポイント。もし失敗したら、スクリューブラシでなぞって消しましょう。
アイシャドウの選び方と使い方
目元に立体感を出し、表情の雰囲気を自由に操るために欠かせないアイシャドウ。ファッションとのコーディネートを楽しむのも素敵です。
・選び方
初心者さんは、相性のよい色があらかじめセットされていて、ひとつでいろいろなレシピを楽しめるパレットタイプをお試しあれ。カラーはブラウン~ベージュ系から試して、徐々に他の色にもチャレンジしてみましょう。
・使い方
最も明るいハイライトカラーをアイホール全体になじませます。ミディアムカラーを二重幅よりやや広いくらいの範囲にぼかし、アイラインを引くように締め色をのせましょう。
下まぶたにも細くハイライトカラーをのせると、目をもっと大きく見せることができます。
アイライナーの選び方と使い方
アイライナーを使うことで目のフレームが強調され、くっきりとしたまなざしを演出できます。
・選び方
メイクに慣れないうちは、リキッドタイプよりもペンシルタイプがよいでしょう。中でも芯が柔らかく描きやすいジェルペンシルなどは、とくにおすすめです。
色はブラックがスタンダードですが、いきなりメイク感を出すことに抵抗があるならブラウンやグレーなどからチャレンジしてみてください。
・使い方
繰り出しタイプの場合は1~2mm出し、まつげの隙間を埋めるように描いていきます。片方の手で眉毛の下をぐっと引き上げるようにすると、生え際が見えやすくなりますよ。
どうしてもうまく描けない場合は、目頭から引かずに黒目の上からはじめるのもおすすめ。さらにアイラインの上から締め色のアイシャドウを重ねると、がたつきが目立たず自然に仕上がります。
アイラッシュカーラー(ビューラー)の選び方と使い方
まつげをカールさせるために欠かせないアイラッシュカーラー。なお、おなじみの呼称「ビューラー」は、実はあくまで商標名です。
・選び方
目の形に合ったものを選ぶとフィット感がアップ。替えのゴムが付属していると、お手入れがスムーズに行えます。
・使い方
マスカラを塗る前に使いましょう。カーラーをまつげの根元にぐっとあて、毛先へ向かって数回に分けながら挟んでいきます。徐々に挟むことで、自然なカーブに仕上がります。
マスカラの選び方と使い方
まつげを太く長くして、目を大きく見せるために欠かせないマスカラ。メイク感が一気に増します。
・選び方
初心者さんには、オフが簡単なお湯落ちタイプ(フィルムタイプ)がおすすめ。次に、ボリュームやカール、ロングなど、好みのイメージによって選びましょう。コーム(くし)タイプだと繊細に、ブラシタイプだとボリューミーなまつげに仕上がります。
アイライナーと同じくブラックがスタンダードですが、さりげなく仕上がるブラウン系もあり。もっとハードルを下げるなら、まずは透明マスカラから試すのもいいでしょう。
・使い方
まつげをカーラーで上げた後に使います。まつげの根元にマスカラをあて、横にジグザグと小刻みに動かしながら、徐々に毛先へとスライド。最後は力を抜いて、毛先からマスカラをすっと離すと自然に仕上がります。買ったばかりの新しいマスカラには液がつきすぎているので、一度軽くティッシュオフしてください。
チークの選び方と使い方
血色感と立体感を演出するチーク。チークを使わないと“のっぺり感”が増してしまうので、ナチュラルに仕上げるためには必須のアイテムです。
・選び方
初心者さんには、自然なピンク・コーラルなどの肌なじみがよいカラーがイチオシ。クリームやリキッドタイプなどもありますが、まずはスタンダードなパウダータイプが扱いやすいでしょう。
・使い方
ブラシにしっかり取り、手の甲かティッシュで余分なパウダーを払います。けちってしまうとムラになってしまうので、ブラシの中までしっかり含ませましょう。
にこっと笑ったときに高くなる頬骨のあたりが、チークを入れる位置の目安。そこを中心にして、ブラシをくるくると動かしてふんわり広げます。広げすぎると不自然になるので、黒目の内側には入れないようにしましょう。
リップの選び方と使い方
色を付けるだけでなく、唇を乾燥から守るはたらきもあるリップ。口元を変えるだけで全体の雰囲気がガラッと変わります。
・選び方
適度なツヤがある、ピンク~赤系のリップがおすすめ。唇だけが浮かずに、健康的な雰囲気をまとえます。はじめは色つきのリップバームなどからトライするのもいいでしょう。
・使い方
リップクリームで保湿&ティッシュオフしてから使うと、かさつきを防げます。中央から外へと広げるのが基本ですが、意外と見落としがちなのが口角。口を少し開けて、左右の口角までしっかり塗ると「きちんと感」がアップします。
まとめ
メイクを始めたばかりの方向けに、最低限揃えておきたいアイテムと役割・試しやすい形状を踏まえた選び方・使い方をレクチャーしました。一度に購入するのが難しければ、少しずつ揃えていくのもあり。トライ&エラーを繰り返しながら、自分に合ったアイテムと使い方を見つけていきましょう。